はじめまして。いきなり話す悲しすぎること。
こんにちは。がわゆーと言います。高校生です。よろしくお願いします!このページでは、日頃起こったことや好きなものについてなど様々な記事をあげていきます。暇つぶしなので更新頻度が遅いのは悪しからず。
…はい。早速喋ることがありません。なので僕の最近あった黒歴史をお話ししましょう。
僕のいる高校ではつい昨日体育大会がありました。所謂運動会ってやつです。今年から競技に、『借り物競争』が追加されました。お題に則した人ないし物(今回は人)を借りてくるというよくあるやつ。ただ、主催が生徒会で、かつ同学年の生徒会役員がお題を決めるということで、僕たちの学年のレースのお題がイカツイものになるのは必至でした。また、参加者が全員、自分とは次元の違う、イケメン、陽キャ揃いだったので、正直怖かったです。
そしてレース前、ここで借り物競争という競技において、あってはならないことが起こります。なんとお題がレース前に、レースを走る選手全員にバレてしまったのです。選手の内の一人が、ある生徒会役員と仲が良く、聞き出してしまったのが原因でした。さてそのお題というのが
『好きな異性』
『SU KI NA I SE I』
殺すぞ。
お題を聞いた瞬間、お題を考えた同級生、そして数日前の選手選考でこの競技を引き受けた自分を心の底から恨みました。タイムマシンがあったら戻って過去の自分を殺したい、でも殺したら殺しにくる今の自分はいない。じゃあ殺されないから今の自分は生きているので殺しに来れる、と自分殺しのパラドックスの思考に陥っていると、いよいよその時がやってきました。ピストルとともにお題が掲げられました。
『好きな異性』
やはりお題はこれでした。
他の陽キャやイケメンの選手たちは、本当に好きな人、もしくはすでにカップルの女子を借りに行くのです。こうなったら自分もやってやろう…。
そう、僕にも好きな人がいたのです。
中学で他校だったのに、何故か部活が同じで、試合で覚えてくれていたのが嬉しくて嬉しくて、入学式に一目惚れしました。ですがチキンだったので、同じクラスだったにも関わらず、なかなか会話ができませんでした。向こうも自分を知っていて、喋りかけてくれていたのに、怖がって全く喋れませんでした。そして、アピールと勘違いしたイキリ行動を連発し、徐々に疎遠になっていくような気がしました。それから時間は流れ、今を逃したら話せるチャンスなんてもうないかもしれない。これを機にせめてもう一回仲良くなりたい。そう思って、僕はピストルがなった瞬間、その人の方へ走っていきました。
が、待っていたのは、冷酷な現実でした。
学年1のイケメンが、その人の手を引いて走っていました。そのイケメンも僕と同じ人が好きだったのです。
目の前が真っ暗になりました。モノクロの世界です。そして僕はどうしたか、
逃げるように職員席に走りました。女の先生を
適当に捕まえてレースを終わらせました。
本当にあの光景は忘れられるものではありません。
なんとかそのあと、どうにかそのイケメンに勝てないのか考えましたが、かたや冴えない普通の男子、かたやイケメンでその子と一緒に応援団長をしているみんなから慕われるリーダー。どう考えても勝ち目がありませんでした。
体育大会が終わったあと、飛び込んできたのは、互いに肩を組んで優勝カップを手に写真を撮る2人の姿でした。
その瞬間、いろんな思いの涙がこみ上げてきました。葛藤、後悔、悔しさ(実は僕は団リーに立候補して落ちました。得票数一票!有権者80人!)、今まで押さえてきたダムが決壊したような感じでした。
この1日で、様々なものに気づけました。努力したものの強さ(そのイケメンもずっとその人のことが好きで、努力していた)、後悔は先には立たないということ、自分には様々に足りなかったことがあったこと。ですがその代償は大きすぎるものでした。例えるならのぼっていた太陽が沈んだような、とにかくその喪失感ったらないです。
なんであの時気づけなかったかなあ
行動を起こせなかったのかなあ
そう思った、気づけた、気づいてしまった体育大会でした。
スピッツ聴いて号泣なう